実績例を実プロジェクトの中から公開可能な範囲に限定抜粋して掲載します。
既存大規模ミドルウェア派生開発 ¶
このプロジェクトでは、既存大規模ミドルウェアを別の形で使用するための派生開発に関する御相談をお受けしました。
既存資産の設計は尊重しながら、新しい機能を複数個付与するための基幹設計と実装指南を実施、具体的な設計助言を経て実現した例です。
上記設計資料の左側は既存資産の骨格設計部分のみの抜粋、右側は拡張した派生開発部の設計です。
既存資産にアダプトする部分の設計を注意深く実施する事で、既存資産の機能と新しく追加した部分の機能を矛盾なく実現した事例です。
ミドルウェア新規設計 ¶
このプロジェクトでは、複数のカメラシステムを統合し、特別な計算処理を経て外部に映像を出力するミドルウェアの新規設計を行なう御相談をお受けしました。
これまでのプロジェクトで起きていた課題を整理した上で、ビジネス上の課題を解決するためのソフトウェアアーキテクチャ設計を実現。
同時に複数人での開発体制に移行する事で、組織的な開発体制に運営を転換し、個々の開発メンバーに依存しすぎない組織的開発体制を実現しました。
個々の開発メンバーに依存しすぎない事は、開発メンバーにとってもメリットのある内容で、いつまでも同じような開発を繰り返す事が無くなった結果、新しい技術領域に取り組むことが可能になりました。
デバイスSDKとミドルウェア開発 ¶
このプロジェクトでは、開発済みデバイスSDKとミドルウェアの課題についての御相談をお受けしました。
当初、このデバイスには、1本のソースコードで記述された複雑に論理の絡み合う動作確認用コードのみが存在していました。
この場合、デバイスを使用するユーザーは、動作確認用コードを起点に論理を紐解いた上で、自分達が要求する機能をゼロから仕立てる必要があります。
このプロジェクトでは、動作確認用コードの論理構造分析と可視化を手始めに実施。
明示的、暗黙的に求められる機能と性能について整理を加えた上で、それらを満たす構造と振る舞いの設計を顧客と共に実施するに至りました。
設計の結果、複数のデバイスを同時に扱う事が可能となる、柔軟なデータ処理が可能となる、簡単な呼び出しでデバイスを作動させられる、など複数のメリットを同時に享受できる事が判明。
これらのメリットは、当然のように市場から求められる内容であることから、次世代デバイス開発におけるソフトウェア設計の重要性を認識する機会となりました。
上記はほんの一例です。
特に重要であるのは、1つのプロジェクトで従来と異なる結果を得る事で、社内で続けて実施される別プロジェクトにも好ましい入力情報となる点です。
つまり、実際に本コンサルティングサービスの対象となるプロジェクトは当然の事、その他のプロジェクトにも良い影響を与える機会と成り得ます。
組織的な活動をする中で、継続的な改善活動は欠かせません。
いつも同じメンバーで、いつも同じ開発プロセスを辿っている限り、これまでと同じ結果しか得られないのは当然のこと。
従来と異なる結果を得たい、これまでと違うアプローチを試したい、とお考えの方にこそ、本コンサルティングサービスの検討をお勧め致します。